ここ数年ジェネリック医薬品の不足問題が深刻になっている。
大抵のジェネリック医薬品は複数のメーカーが製造している為、完全に供給が止まることはないのでは?と思われるが、現在は不足に拍車がかかり深刻な問題になっているようだ!
精神薬を常用している人達にとって、この緊急事態は深刻な問題であり、精神薬の供給停止は患者の生命に関わる重大事項だと言っても過言ではないのである。
精神薬の飲み忘れが時に重大な体調不良の引き金になることを考えると、事の重大さを実感できるのではないだろうか?
向精神薬は脳の中枢神経にダイレクトに作用する薬物であり、脳はバランスを取る為に精神薬服用の分だけ自らの機能を縮小させてしまう。
その状態で精神薬の供給が急に止まってしまうと一気にそのバランスが崩れ深刻な体調不良となるケースが多発している。
脳が本来の機能を取り戻す為には長い時間がかかる。
精神薬を一気に止めてはいけない理由はここにある。
ジェネリック医薬品は有効成分は同じでも。製薬会社によって添加剤が違う為、代替薬が必ずしも個人の身体にあう保障はなく、実際に効果の違いを感じる人は一定数存在する。
ジェネリックが無いなら先発品にすればよいという簡単な話でもない。
医者があまり深刻に考えていないであろう精神薬の変薬は、患者にとっては脅威であり大きなストレスとなっている。
医薬品の供給不足で発生する健康被害の責任はいったい誰が取るのだろうか?