精神薬は何科から処方される?

脳に直接作用する薬剤を扱っている病院は、精神病院(心療内科・メンタルクリニック)だけではなく、実際に処方している医師は、精神科医だけではない。

 

街中の小さな個人病院の医師から簡単に処方されている事実を私達は知る必要がある。

 

誰もが医師を信頼し、信頼している先生が出してくれる薬は病気を治してくれると信じきっている。

 

しかしその信頼は精神医療においては的外れであり、漫然とした精神薬の多剤大量処方は、病気を治すどころか原因不明の難病の元凶となっている。

 

そして、知らない間に、気づかないうちに、精神薬は処方薬の中に紛れ込んでいることがある。

 

例えば …

 

内科では、マイスリーやアモバンなどの睡眠薬や、デパス、ジアゼパム、リーゼ、ソラナックス、ワイパックス、メイラックスなどの抗不安薬を …

 

消化器内科では、ナウゼリンやプリンペラン、アコファイドなどの吐き気止めや、ドグマチールなどの胃薬を …

 

整形外科では、痛み止めとしてリボトリールやランドセンなどを …

 

耳鼻科では、耳鳴りを訴えるとメイラックスやソラナックスなどの抗不安薬を … 

 

産婦人科では、産後に睡眠薬、更年期の症状に抗不安薬、抗うつ薬を …

 

 

昔より随分敷居が低くなったとは言え、精神科で精神科医から処方される薬に抵抗がある人は多いだろう!

 

しかし現実は、精神科以外の街中の開業医も、精神科で多用されている薬剤を簡単に処方し患者に連用させている事実がある。

 

あってはならない事だが、精神薬をあめ玉のように処方している医師は、精神薬の残酷さに気づいていない可能性もある。

 

精神薬は全ての病気を根本的に治すものではなく、脳に直接作用して脳を騙し、症状を誤魔化すだけの薬物に過ぎない。

 

精神薬は緊急時などにはとても有効で必要不可欠ではあるが、漫然とした使用は有害であり、止め方の指導を出来ない医師は精神薬を処方するべきではないと私は思っている。

 

精神科以外の薬であっても必ず調べることを習慣にしてほしい。

 

処方された薬が本当に今の自分に必要かを見極めなくてはいけない!

 

この時、薬の名前+添付文書で調べなければ意味がない。

 

薬剤の重大な副作用は巧みに隠されている場合が多いからだ!

 

精神科以外から処方された精神薬を何も知らずに飲み続けてしまうと、徐々に脳は薬物に蝕まれ、やがて様々な不調が現れはじめる。

 

ある人は物忘れが酷くなりある人は身体のあちこちに激痛が走る。

 

パニック発作を起こすようになる人攻撃的な言動が増える人などその症状は多岐に渡る。

 

そして原因不明とされた患者は心の問題とされ、最終的に精神科に丸投げされ、薬物に繋がれ薬漬けにされてしまう。

 

これらの経緯は精神薬を服用してしまった全ての人に起こるとは限らないが、自分が大丈夫だという保障は何処にも存在しない。

 

もしもベンゾジアゼピン系薬剤を服用している場合は、急に止めてはいけない、急に減らしてはいけない!

 

しかしベンゾジアゼピン眼症など、ベンゾジアゼピン系薬剤の服用が直接の原因になっている病気もある為、これらの薬剤の増減は慎重にならなければいけない。