ベンゾジアゼピン依存の正体

ベンゾジアゼピン依存の正体は薬剤性の神経障害 …

 

そう考えると辻褄が合う。

 

患者は快楽を求めてベンゾジアゼピンを求める訳ではなく、止めると体調が悪くなり止めることが難しい。

 

ベンゾ依存症、精神薬依存症という言葉がある。

 

あたかも患者側に非があるかのようなこの表現に怒りが込み上がる。

 

これらは、理不尽極まりない暴言であり 薬剤性神経障害は医師が処方する向精神薬によって発症する薬害である。

 

患者がベンゾジアゼピンの有効性に依存し服用し続けるのではなく、ベンゾジアゼピンにより変容してしまった脳の機能を補う為に服用を余儀されるのだ。

 

一旦ダメージを負うと脳の回復には長い時間がかかる。

 

脳を回復させる為には元凶となったベンゾジアゼピンの服用を止めるしか方法がない。

 

しかし、ここで大きな問題が立ち塞がる。

 

脳の回復を待たずに薬を減らしたり一気に止めたりした場合、強い離脱症状がでる可能性が高まる。

 

ベンゾジアゼピンを止める為には脳の回復に合わせた減薬が必要であり、その減薬速度の見極めが断薬を成功させる鍵を握る。

 

この薬害を認めない医師が患者を苦しめている。

 

医師による無責任な変薬や増薬、加薬が横行している。

 

ベンゾジアゼピンの変薬は、一気断薬+新規処方

 

一気断薬するたび、させられるたびに苦しみは複雑になり重篤な離脱症状が増幅してしまう。

 

精神薬を飲んだことのない医師はベンゾジアゼピンによる拷問のような生き地獄を全く理解していない。

 

簡単に処方を変え効果を試そうとする。

 

その結果、患者はどんどん身体と心を蝕まれ、地獄のような体調不良が辛すぎて、生きる希望さえ失ってしまうことがある。

 

急に薬を減らしたり(減らされたり)、一気に服用を止めたり(止めさせられたり) …

 

その後に現れる体調不良は決して稀な出来事ではない。

 

離脱症状はベンゾジアゼピンの長期服用者だけに発症するものではなく、服用者の年齢や性別、服薬期間や薬の種類、多剤か単剤かなどによって大きく左右されるものでもない。

 

過去の服用であっさりベンゾを断薬できた経験がある人も 自分は大丈夫との考えは捨てた方が良いだろう。

 

ベンゾによる重篤な健康被害の出現は誰にも予想出来ない!

 

確かに何も起こらずあっさり止められる人もいる、30年服用したところで常用量離脱を起こす人もいる。

 

僅か数日服用後の一気断薬でダメージを受けてしまう人もいる。

 

そしてその中に劇症型の離脱症状を発症する人がいるのだ!

 

私もその中の1人、自分の身に起きた恐ろしい症状が何なのか?どこから来たのか?を全く理解できなかった。

 

そして、逃げられない症状に絶望し死をも意識するほどに苦しんだ。

 

薬害経験者にベンゾショックと呼ばれている劇症型の離脱症状や副作用は、想像を絶する生き地獄であり、終わりが見えない拷問である。

 

多くの人がベンゾジアゼピンによる薬剤性神経障害の真実を知ってほしい。

 

そしてベンゾジアゼピン依存の正体を知る事でこの薬害を回避してほしい。