減薬中、断薬後の揺り戻し

減薬中や断薬後に現れる離脱症状の再燃ぶり返しは、揺り戻しとも呼ばれる回復期にはよくある症状である。

 

 

ベンゾジアゼピンや抗うつ薬などの減薬中や断薬後に、急性期の症状を弱くしたような症状が出ても、慌てて減薬量を戻したり再服薬することは良策ではないと私は思っている。

 

 

ほとんどの場合暫くの我慢で回復することが多く、この揺り戻しと呼ばれる症状は回復のサインであると私は捉えている。

 

 

大きく回復する前の小さな悪化、この状態の繰り返しで私は回復してきたと実感できる。

 

 

この揺り戻しをどう乗り越えるかが精神薬を断ち切れるかの分かれ道 …

 

 

ここで大幅に増薬したり他の精神薬を追加してしまうと、どんどん回復という二文字から遠のいてしまう。

 

 

そう考え私はひたすら度重なる不調を我慢し減薬を進め、断薬まで辿り着くことができた。

 

 

そして微量減薬にこだわったことで断薬後の揺り戻しも今のところ回避出来ている。

 

 

断薬までの道のりはとても険しく選択の連続である。

 

 

失敗しながら経験を重ねひとつひとつ克服し断薬、そして精神薬との決別をめざして手探りで進む。

 

 

その道中に立ち塞がる大きな壁のひとつが揺り戻しという強敵である。

 

 

ここでブレてはいけないと私は思う。

 

 

揺り戻しは回復のサイン!

 

 

頑張って乗り切れば更なる回復という光が見えてくる。

 

 

微量減薬という方法で辿り着いた断薬というゴールは達成である。

 

 

離脱症状との新たな戦いのスタートラインではない!

 

 

私はそう思っている。