歯茎の痛み~歯肉痛
虫歯でもなく歯肉に炎症が起きているわけでもない!
原因不明の歯茎の痛みもベンゾジアゼピンの離脱症状にはよくある症状のひとつ、しつこく残る人も多い。
私の場合減薬を始めてから1年半を過ぎても日によって強くなったり弱くなったりを 繰り返していた。
歯茎の痛みは間接的な離脱症状なのかも知れない。
朝の痛みは食いしばりが原因?
夕方の痛みは舌痛症と連動?
以前の私なら市販の痛み止めを飲んでいたであろう痛みだが、薬害を経験して以来薬を飲むことが怖くなりいつか消えることを信じて耐え続けた。
歯茎の痛みはマウスピースで軽減する人もいると聞く。
私もマウスピースを試してみたが、違和感からか悪夢で飛び起きた経験があり怖くて使うのを止めた。
2年半の減薬を経てベンゾジアゼピンを完全断薬した今、歯茎痛は完全に治まっている。
口が怠い、話にくい
口の怠さは、舌の痛みと引き換えに現れた症状だった。
壮絶だった舌痛が少し楽になった頃から現れ始めた口の怠さは、舌の痛みとは別物の精神を蝕むような苦しみだった。
眼の奥、鼻の奥、口の粘膜、喉など、顔の中心部分が麻痺したような異常感覚を上手く表す言葉など無い!
1日に何度も生活の中の些細な刺激で口が重怠くなり、酷い時は上あごの粘膜がぶよぶよに!
呼吸をするのがやっとで食べることや飲みこむことも命がけ、口の怠さで飴を舐めることさえ出来ない!
ドライマウス対策に使っていた口の保湿剤の重みで窒息しそうになり、歯磨きも長く出来ず話すことも辛い。
そんな日々が半年ほど続いた後いつの間にか徐々に収束していった。
約半年間想像を絶する地獄だった、私にとってこの口の怠さは舌痛やアカシジアと並ぶ辛さ、痛みを伴わない拷問であった。
この不思議で奇妙な症状は、確実にベンゾジアゼピンによる離脱症状だったが的確な説明や表現は不可能、私自身にしか絶対に分からないと思う。
もちろん医師には絶対に治せない。
医師に助けを求めるても更なるベンゾ処方で誤魔化されるだけだろう。
治す方法は微量減薬による脳の回復と時間薬だけだった。
とにかく脳の回復を待つしか方法がなかった。
脳の回復を促す方法はただ1つ、原因となった精神薬を微量で減らすしか方法はない。
脳はバランスをとる為に精神薬を服用した分だけ自らの機能を縮小させてしまうと言われている。
縮小してしまった脳の機能は薬を減らすことで本来の機能を取り戻そうとする。
脳の回復速度はとても遅く回復には長い時間がかかる。
一気断薬がとても危険なことは明白である。
脳の回復を待ちながらの減薬がいちばんリスクが少ないことは多くの断薬経験者が貴重な記録を残してくれている。