身体の痛みと痺れの発作

あの日、痺れの発作は突然現れた。

 

背中の中央、腰の少し上から突然現れた痺れはあっと間に全身に広がっていった。

 

顔を通過して頭のてっぺん、膝、肘を通過して手足の指の先まで!

 

この時の恐怖は今でもはっきりと覚えている。

 

恐ろしい体験として脳に刻まれたこの時の記憶を忘れる日は果たしてくるのであろうか?

 

壮絶な体験だった。

 

私はこの日以降も度々この痺れの発作を起こすようになってしまう。

 

身体が痺れ始めると、恐怖で呼吸がおかしくなり、大量の汗が噴き出し手足がガタガタと震えだす。

 

誰も助けてくれない

誰にも助ける事が出来ない

 

私はこの壮絶な症状をひたすら耐えるしかなかった。

 

体の痺れが辛すぎて固いフローリングの床に身体を横たえる。

 

またあの恐ろしい身体の痛みが突然現れたら気が狂ってしまう … 

 

そんな恐怖を抱え、私はリボトリールを手放すことが出来なくなっていた。

 

まだベンゾジアゼピンの離脱症状だということに気づかずに!

 

それどころか、線維筋痛症や帯状疱疹、科学物質アレルギーなどの病名が頭の中を駆けめぐる。

 

とりつかれたようにインターネットで自分の症状を検索する日々が続く。

 

この痺れの発作とほぼ同じ時期に、首の後ろと背中、手足に焼けるような痛みが現れ始めていた。