後鼻漏(こうびろう)

後鼻漏は鼻水が喉の奥へ流れる状態、通常は鼻から流れ出る筈の鼻水が常に喉の奥に流れ込んでしまうのが主な症状である。

 

その為、咳がでたり吐き気がしたり呼吸がしずらくなったりと、常に不快感が付きまとう厄介な症状と言える。

 

私の場合は元々あった後鼻漏の症状がベンゾショック以降急激に悪化し喉の奥だけに留まらず、眼の奥や鼻の奥、頬の奥にどろどろの液体が貯まるという状態になってしまった。

 

顔の中の副鼻腔という空洞に貯まったこのどろどろの液体がいつも顔の奥にこびりついて出てこない、取り出せない状態はとても気持ちが悪く気分の良いものではない。

 

鼻の保湿や鼻うがい、出来ることは一通り実行したが殆ど改善しないまま現在に至っている。

 

私はリボトリールによる離脱症状がピークの時は後鼻漏も最悪の状態で、1年近くに渡って鼻水が一滴も出ないという状態が続いた。

 

鼻の穴は干からびた状態になり鼻くそが鼻の粘膜に張り付き、取ろうとすると鼻血がでることの繰り返し、鼻の乾燥(ドラノーズ)で鼻の入り口は裂けなかなか傷が治らなかった。

 

後鼻漏になる原因は主に副鼻腔炎(蓄膿症)と言われているが、それだけではなくベンゾジアゼピンの副作用や離脱症状によくある皮膚や粘膜の乾燥も後鼻漏発症の要因のひとつと考えられる。

 


▶私が試した緩和策

 

色々試しましたが私はサイナス・リンスが使い易いと思いました。

 

 

嗅覚の異常、においがしない

嗅覚障害(きゅうかくしょうがい)の主な原因は副鼻腔炎(蓄膿症)や頭部の病気、怪我によるダメージなどが原因と言われているがそれだけではない。

 

私の嗅覚障害、匂いが全くしない症状は、ベンゾジアゼピン系てんかん薬であるリボトリール服用による薬害であった。

 

ベンゾジアゼピン系薬剤の服用で均衡を保っている脳はベンゾの頓服使用による血中濃度の揺さぶりや、急減薬一気断薬で深刻なダメージを受けてしまう。

 

私の場合は、リボトリール服薬中から嗅覚はどんどんおかしくなりピーク時は臭いを殆ど感じなくなった

 

嗅覚の異常と味覚の異常は連動していた。

 

食事もただ栄養を摂るだけのものとなり様々な離脱症状を抱える身体は栄養不足も重なりどんどん衰弱していった。

 

私は危機感を感じ、この頃からプロテインやサプリメントを取り入れ薬には一切頼らずひたすら回復すると信じ回復を待ち続けた。

 

実際は待つと言うよりもベンゾショックを耐え続ける日々の中、臭いがしないという症状は当時の自分にとっては取るに足りない症状であった。

 

殆どにおいがしない症状はリボトリール急減薬から1年以上も続いた。

 

そして少しづつ少しづつ匂いを感じる瞬間が増えていった。

 

そしてベンゾショックから2年が過ぎた頃、70%くらい回復しているように記憶している。

 

ベンゾジアゼピンの減薬と時間薬により嗅覚を取り戻した今、風の匂いや河原の匂い、花の匂い、食べ物の匂い … 

 

それらすべてが懐かしく幸せであることを今は感謝して生活している。

 

味覚の異常、味がしない

味覚障害の原因は加齢やストレス、亜鉛不足、口の中の乾燥が主な原因と言われているが私の場合は確実にベンゾジアゼピンの副作用、離脱症状であった。

 

味がしない症状、味がおかしいと感じる症状は、ベンゾ服薬中から既に現れていた。

 

味覚の異常は臭覚の異常とほぼ同じ時期に現れ、ピーク時はバナナの味さえ判らなくなってしまった。

 

味覚の異常も嗅覚の異常と同様にベンゾ服用、そして急減薬による脳のダメージが原因と思われる。

 

ほとんど味がしない状態は半年以上も続きベンゾショックからが過ぎ、現在は生活に支障のないくらいまで味を感じる様になった。

 

しかし以前のような繊細な味の違いは、なかなか戻らない。

 

料理はつい濃い味になってしまっていた。

 

特に判らないのが苦味、味がすることは判るのだが、それが苦いという過去の味覚の記憶と結びつかない。

 

味覚も人生の楽しみのひとつ!

 

何としてもリボトリールとバランスを断薬して以前の自分を取り戻すことを私は絶対に諦めたくなかった。

 

2年半の微量減薬を経て完全断薬した今、まだ完全ではないが味覚障害は快方に向かっている。