動悸~激しい鼓動

動悸を一言で表現すると「心臓がドキドキする」といった症状が一般的だと思う。

 

しかし私が経験した動悸はその表現が生易しいと感じるほど過酷なものだった。

 

ベンゾ薬害を知った今、私が経験した激しい動悸はベンゾ系てんかん薬リボトリールの副作用だったと断言出来る。

 

私は心臓が飛び出すのではと思うくらいの動悸を、発作的に起こすようになってしまっていた。

 

ベンゾショックの苦しみに耐えられず、リボトリールを急増薬して暫くしてからその症状は徐々に現れ始めた。

 

そして何故かその動悸は、日中うとうとした時に決まって現れた。

 

立っていられないほどの急激な眠気、首がぐらっと傾く瞬間が、恐ろしい動悸の発作の合図だった。

 

ドクン、ドクン、ドクン…冷や汗が噴き出し手足がガタガタと震える。

 

それと同時に眉間を通って耳の上、後頭部を針金で縛り上げられるような奇妙な感覚に襲われた。

 

目が霞み、視界が歪む … 

 

震える手で眉間に巻き付いている針金?を取ろうと鼻の上を掴む … 

 

しかしそこには何もない。

 

この事実を受け入れられず、自分の行動に驚愕し、そして混乱する。

 

これを錯乱と呼ぶのだろうか?

 

その反面、それを背中の上の方から冷静に見つめている自分がいる感覚があった。

 

何度も何度も繰り返される生き地獄のような状態にありながら、私はこの状態がリボトリールの副作用であることに暫く気付くことが出来なかった。

 

ベンゾ薬害の脳のダメージは、思考能力さえも鈍らせていた。

 

私はひたすら昼間の眠気を逸らすことに集中した。

 

もう生きられない … 

 

そう諦めかけた頃、リボトリールの副作用の可能性が頭に浮かんだ。

 

そして、その日の夜、リボトリールを10%減薬した。

 

そしてこの日を境にこの恐ろしい動悸の発作を起こさなくなったのである。

 

奇跡だと思える出来事だった。

 

精神薬の地獄から抜け出すことは選択の連続である。

 

吉とでるか?凶と出るか?は誰にも判らない。

 


▶私の試した緩和策

 

救心は小さくて高価な市販薬ですが、私は求心をお守りがお守り代わりに持ち歩き体調が最悪になった時に服用し何故か効果を感じました。

 

 

 

息苦しい~呼吸がおかしい

スマートウォッチで呼吸数を計測しても異常がないにも関わらず、常に息が苦しい。

 

息を上手く吸えないような感覚は、抗不安薬バランスの一気断薬後に現れ、1年くらい続いたように記憶している。

 

雨の日や、台風など低気圧の時に特に症状が悪化する。

 

大きく息を吸い込んでも息苦しさは何も変わらない。

 

ベンゾジアゼピンの減薬の為だけに通院していた心療内科の精神科医には、いつも同じ質問をされた。

 

「どうですか?息苦しくないですか?」

 

私は面倒なので「変わりありません。」としか答えなかった。

 

私の主治医は、無知で傲慢な藪医者の見本の様な医師だった。

 

大きな机に座りPCから目を離さず、自身満々の態度で患者に空っぽな質問しかしない …

 

私はこの残念な精神科医に期待することを止めた。

 

舌の痛みで処方されたリボトリール … 

 

私にとってこの薬は、毒薬でしかなかった。

 

リボトリール服用者は、息苦しくなる人が多いのだろうか?

 

ネットでリボトリールの添付文書を調べると、50を軽く越える恐ろしい副作用が書かれている。

 

その中には呼吸抑制の副作用が書かれていた。

 

副作用も作用である。絶対に出ないとは誰にも判らない。

 

そんな薬を何の説明もなく処方する医師など信用できるわけがない。

 

痛覚の鈍化~痛みを感じない

痛覚の鈍化は、このリボトリールの作用で間違いない。

 

このリボトリールは本来てんかんの薬だが、精神科医は適用外で舌の痛み止めとしてこの薬を私に処方した。

 

何も知らなかった。

 

飲む前に薬についてじっくり調べるべきだったが、私は舌の痛みに耐えかねてこの強いベンゾを飲んでしまった。

 

そしてこの、脳に直接作用する強力な痛み止めを飲んだことで減薬前、痛みをあまり感じない身体になってしまった。

 

靴擦れで血がでていることにも気付かない、歯医者で歯を削る治療をしても全く痛くなかった。

 

気にしていた手の指先の痛みも感じなくなっていた。

 

そんな中、段々と恐ろしくなってきた。

 

痛みを感じない身体が怖かった。

 

強い鎮痛作用のある薬を飲み続けることで、いつか耐性がつき麻酔が効かなくなるかも知れないという恐怖が頭から離れなくなってしまった。

 

私が絶対にリボトリールを断薬したい理由はここにもあった。

 

治す薬ではなく脳を誤魔化すだけのハイリスク薬をほとんどの医師は詳しい説明もなく今日も処方し続けている。

 

薬から自分を守れるのは自分だけ、脳に直接作用する薬は必ず飲む前に調べることを徹底しなければ、自分を守ることは出来ない。