悪夢~内面の恐怖の象徴
ベンゾショックの真っ只中、私は精神をえぐられるような凄まじい悪夢で、ベットから飛び起きることを何度も繰り返した。
ベンゾジアゼピンの反跳性の離脱症状により延々と続く不眠の中、ぐらっと訪れる一瞬の眠りを狙うかのように悪夢は現れた。
突然の激しい動悸と全身から噴き出す大量の汗、飛び起きた瞬間は気が狂いそうな恐怖に支配されていた。
悪夢の内容はいつも一瞬で消えてしまったが、例えようのない絶望にも似た感情がいつまでも心に重くのしかり罪悪感に支配される。
自分の内面に潜んでいる後悔や苦しみ …
これらが突如湧きあがった状態なのだろうか?
過去に経験した嫌な出来事や見聞きした怖い情報などが複雑に入り混じり、それらが離脱症状による苦しみと融合し、恐ろしい悪夢となって現れたのかも知れない。
悪夢はベンゾショック時の恐怖体験として今でも時々思い出す。
心を深くえぐる様な狂気にみちた体験であった。
食いしばりと顎関節症
食いしばりをネットで検索すると”ストレスが主な原因”という言葉を多く見かける。
私の場合を振り返るとその症状はリボトリールを急減薬後から現れ、どんどん悪化していったと記憶している。
食いしばりは離脱症状の苦しみとストレスを紛らわせる為の無意識の行動だったのかもしれない。
ピーク時はゆっくり口を開けなければ顎に激痛が走るようになり、同時に歯茎の痛みも現れた。
強い食いしばりが続き顎関節症となり、こめかみの部分がカクカク音をたてるまでになってしまった。
私は以前から歯ぎしりはあったが、バランスとリボトリールを飲むようになってからいつの間にか歯ぎしりを指摘されなくなっていた。
私の食いしばりは、ベンゾジアゼピンで過鎮静となり抑制されていた歯ぎしりがベンゾ急減薬により食いしばりとして跳ね返ってきたのだろうか?
不快な症状であったが減薬と時間薬によりいつの間にか消えていった症状である。
唇の内側に残った血豆も徐々に小さくなりつつある。