減薬そして断薬という選択
最初に、当サイトはベンゾジアゼピン系薬剤の 減薬や断薬を推奨する内容ではない ことをご了承頂きたい。
ベンゾジアゼピンが必要な病気があること、そして何より緊急時や終末期医療(ターミナルケア)には絶対に必要な薬剤であることに間違いはない。
では何故ベンゾジアゼピンの減薬断薬に関連する情報を発信しているのか?
それは私自身、この薬によって生死を彷徨い拷問のような生き地獄を経験したからだ。
しかし最初は誰もその真実を見抜くことが出来ない。
気分が晴れて身体が楽になった
劇的な効果で病気が治った
ぐっすり眠れた
辛い痛みがなくなった
飲み始めるとその効果に驚き、素晴らしい薬に出会えたと錯覚してしまう。
しかし良く効く薬と毒は紙一重、効果の裏には恐ろしいほどのマイナスの効果が隠れている。
ベンゾジアゼピン系薬剤の服用で最も危惧されるのが、副作用と離脱症状の壮絶さである。
私は自分が服用してしまったベンゾを断ち切らない限り、この薬物に操られた異常な世界から抜け出せないことに気が付いた。
まず最初に自分がやらなければいけない事、それはいかに安全に断薬まで辿り着くかの方法を見つけること!
ベンゾジアゼピンを断薬する為には少しづつの減薬が必要だということは理解したが、具体的な方法は100人100様、自分で探るしかない。
多くの人がこの薬剤がもたらす壮絶で悲惨な現実を知らない、処方する医師から説明を受けていないからだ!
処方している医師は減薬のことを何も解っていない。
解っていない人間に指導されることは、最悪死に直結すると言っても過言ではない。
このことは、精神科病棟からの死亡退院の多さから読み取れる。
ベンゾの減薬断薬は、それほどまでに過酷で厳しい道のりであるが、自分に合う方法さえ見つけることが出来れば回復への光が見えてくる。
ベンゾの減薬に関する生きた情報を持っているのは実際に減薬、断薬をやり遂げ健康を取り戻している薬害経験者のみと言えるだろう。
医師は特別な人、頭のいい人、偉い人、この考えが刷り込まれている。
医師を信頼し従っていれば病気が治るという考えが常識となっており、誰もが医師を疑わず、必ず最善の方法で病気から救ってくれると信じている。
しかし、ベンゾジアゼピン系薬剤の減薬断薬においては、医師の指導など何の役にも立たない、有害との意見が圧倒的に多い。
私の場合も、医師の一気断薬指示に素直に従い、そして途方もない苦しみの中に放り込まれてしまった。
私の主治医は笑みを浮かべながら、「気のせいでは?」と言い放った。
私は二度と、医師の言いなりになる事、手放しで信じることは出来ないと思う。
私はベンゾジアゼピン、向精神薬、薬剤、薬物、そして薬害のことを調べることに没頭した。
そして同じ経験を持つ方達と情報交換を重ね、遂に精神薬の真実に辿り着くことが出来た。
年単位の微量減薬でベンゾジアゼピンの薬害は断ち切れる!
私はブレることなく自分の選択を貫き、2年半かけて遂に全てのベンゾを断薬し、日常生活を送れるまでに回復することが出来た。
私の場合は、医療関係者の机上の空論など何の役にも立たなかった。
恐ろしい薬害を経験し、そこから這い上がった先人達の経験が、私には1番のマニュアルであり、地獄から這い上がる原動力となった。
参考書籍
真実の情報を持っているのは、精神薬による壮絶な症状に苦しみそこから回復への道を見つけ出した薬害経験者だけであると私は確信しています。