断薬マニュアルの取捨選択
私の場合は、アシュトンマニュアルが最初の教科書となった。
このマニュアルは、故ヘザー・アシュトン教授によって書かれた、ベンゾジアゼピン系薬物と離脱法についての解説書である。
必読と考えるが、減薬速度が速すぎる、ジアゼパムへの置き換えにはリスクがあるといった意見が多くこの部分は注意が必要と言えるだろう!
貴重なマニュアルであり、日本語版もインターネットで無料で公開されている 。
ベンゾジアゼピンの服用に疑問を感じている人、原因不明の体調不良に苦しんで人には是非このアシュトンマニュアルをじっくり読んでいただきたい。
私は何度もこのマニュアルを読み、自分の辛い症状が、ここに書かれている内容に酷似していることに気づいた。
アシュトンマニュアルには、離脱症状のしくみについても分かり易く書かれている。
急激な断薬がなぜ危険なのか?
又、断薬までの具体的な方法についても、詳細に書かれている。
だがこのマニュアルも参考でしかない。
自分に合う方法は自分で見つけるしかない。
ベンゾジアゼピンの薬害を知り、この薬物を断ち切る選択をした場合、断薬マニュアルの取捨選択によって、その後の人生が大きく変わると言っても過言ではない。
何を信じるか?誰の言葉信じるか?
自分を救えるのは自分だけ!その為には色々な情報を集め、その中のどの情報が真実なのかを見極める力を養う必要がある。
精神科のホームページ?精神科医の発信している情報、その中に真実はあるのだろうか?
自分が誰に地獄に突き落とされたかを振り返った時、真実がはっきりと見えてくるのかも知れない。
私はベンゾの生き地獄を理解している医師に出会ったことがない。