ドライマウス~唾液が出ない

ドライマウス(口腔乾燥症)の症状は口の中のネバネバ感、舌の異常、唇の痛み、呑み込みにくい、話にくい、喉の痛み、味覚の異常など多岐に渡る。

 

ドライマウスの原因は加齢や口呼吸、糖尿病やシェーグレン症候群などの病気の場合もあるが抗ヒスタミン薬や精神薬が原因になっていることがある。

 

これらの情報はネット検索で得られた情報であり医師から教えてもらったドライマウスの知識ではない。

 

 

私の酷いドライマウスは持病で飲んでいた抗ヒスタミン薬とベンゾジアゼピン系薬剤の副作用だと思われる。

 

私は大学病院で唾液分泌検査も受けたが、この時の医師は改善させる知識を何も持っていなかった。

 

「病院の売店でマウスジェルを買って使ってみて下さい」

 

根本的に治そうとする診察と検査ではなかった。

 

大学病院の医師は臨床研究にしか興味がないのだと思う。

 

その後私はネットで情報を集め色々な緩和策を試した。

 

介護用として売られているマウスジェルやスプレー、はちみつ、のど飴、コエンザイムQ10、唾液腺のマッサージ、顎のツボ押しなど自分で試せることは出来る限り実行した。

 

そしてそのどれもに多少の効果を感じたがやはり対症療法でしかなかった。

 

薬剤性のドライマウスであることは明らかだった。

 

根本的にドライマウスを解消する為には薬を止めるしかない!

 

しかしベンゾジアゼピン系薬剤であるバランスとリボトリールは急に止められない劇薬である。

 

私は最初に持病で長年飲んでいた抗ヒスタミン薬の服用を約4か月かけてゆっくり止めた。

 

抗ヒスタミン薬の作用、副作用に身体の乾燥があるからだ!

 

そして2年半の減薬を経てベンゾジアゼピン系薬を完全断薬した今、ドライマウスは消失している。

 

本来なら医師は服用している薬が原因でドライマウスになる場合もあるなどの助言や、検査結果の説明をするべきではないだろうか?

 

診察前に自分が服用している薬をすべて医師に伝えてある。

 

何の為のお薬手帳なのだろう?

 

 

精神薬は思いもよらない身体の不調に深く広く関わっていることがある。

 

インターネットで何でも調べられる時代、医師だけに頼ることは危険なことを身に染みて感じている。

 


▶私が試した緩和対策

 

ドラックストアの介護用品売り場に行き、口腔ケア用のマウスジェルを購入にして使用していました。

 

 

ドライアイ~眼の乾きと異物感

ドライアイ(乾燥性角結膜炎)も又、向精神薬の服用によって引き起こされる場合がある。

 

私の場合は、ベンゾショック以降感情の鈍化により涙が一滴も出ない状態が半年以上も続きドライアイは悪化の一途を辿ってしまった。

 

一般的なドライアイは冬の空気の乾燥やエアコンの風の影響やパソコン、スマホの見過ぎなどにも原因があると考えられている。

 

しかし薬剤性のドライアイは薬によって強い乾燥が発症しているので、原因薬を止めることしか根本的に回復する方法は無いと考えられる。

 

原因薬が精神薬である場合簡単に止めることは出来ない。

 

ベンゾジアゼピン服用者は目の症状を訴える人がとても多い。

 

すぐに薬を止めることが困難である為ドライアイ専用の目薬などで緩和させるしか方法がない。

 

眼科で処方される目薬はキノロン系などの抗生物質が配合されている場合があるので注意が必要である。

 

ベンゾジアゼピン服用者にとってキノロン系の抗生物質は禁忌である。

 

このことは何人もの薬害経験者の体験談で知ることとなった。

 

そのことを知らない、関わりたくないと思われる眼科医が多いので、ベンゾジアゼピン系薬剤服用者は自分で処方薬を調べ避けるしかない!

 

何故そこまで?

 

ベンゾ服用者が眼科医から処方されたキノロン系の目薬で体調を悪くしたという体験談が多いからだ!

 

精神薬を服用している患者を毛嫌いする眼科医も多いと聞く。

 

治せないならせめて症状を悪化させる処方だけは止めて頂きたい。

 


▶私が試した緩和対策

 

眼科の目薬は抗生物質が含まれている可能性があるので、ドラッグストアでドライアイ用の目薬を購入し使用しました。

 

 

ドライノーズ~鼻水がでない

ドライノーズ(乾燥性鼻炎)も精神薬によって引き起こされる場合がある。

 

ドライノーズは空気が乾燥している冬に症状を訴える人が多い、鼻のカサカサやヒリヒリはよくある症状かもしれない。

 

しかし私の経験したドライノーズは精神薬の服用が大きく影響していると思われその症状は決して軽いものではなかった。

 

私はベンゾジアゼピン系薬剤の離脱症状により自律神経が正常に働かない状態となり約1年間鼻水が全く出ない状態だった。

 

首から上の器官が乾燥によってダメージを受け鼻の中はカラカラに乾き、粘膜は薄くなりかさぶた?鼻くそ?で詰まり取ろうすると鼻血が出てしまう。

 

鼻から排出されない鼻水は後鼻漏となり鼻の奥、のど、目の奥にドロドロが貯まるような感覚はベンゾジアゼピン系薬剤を断薬した今もなお続く不快でしつこい症状である。

 

ドライノーズは不快な症状だけに留まらず鼻からのウィルスや細菌侵入のリスクがあるので注意が必要とされている。

 

ベンゾジアゼピン系薬物を服用するということは様々なリスクを背負うことになる。

 

短絡的な精神薬の処方は決して許されるものではない。

 


私が試した緩和対策

 

ドライノーズ用のスプレーを使用したり、後鼻漏対策には鼻うがいを行いました。