併用注意な食品・嗜好品

ベンゾ服用時に注意が必要な食品・嗜好品

 

● アルコール

ベンゾとアルコールには叉耐性や交差依存性の問題 がある為、ベンゾ薬害から抜け出す為には禁酒することが望ましい。

アルコールとベンゾを同時期に飲んでいる場合、アルコールに耐性がつけばベンゾにも耐性がつく可能性がある。

どちらも同じ量では効かなくなりどんどん量を増やさなければ同じ効果が得られなくなる。

ベンゾの耐性は常用量離脱にも繋がる場合がある。

薬が効かくなり離脱症状だけが残る厳しい状況になる前に飲酒は避けるべきである。

● ニコチン

ニコチンも脳血液関門を通過し脳に直接作用する物質である。

タバコを吸うとニコチンは僅か数秒で肺から吸収され脳に到達する。

ベンゾによってダメージを受けている脳に有害物質を多く含むニコチンは様々な悪影響を及ぼしかねない。

眩暈、ふらつき、吐き気などがベンゾとの併用で顕著に現れる場合も多い。

● カフェイン

カフェインも又、脳血液関門を通過し脳に直接作用する物質のひとつである。

カフェインは中枢神経を興奮させ眠気を抑制したり集中力を上げる作用がある。

カフェインを飲み過ぎると体調不良を引き起こす場合も多いので、ベンゾとの併用は避けるのが望ましい。

カフェインもアルコールのように依存性が高く、急に止めると頭痛、悪心、眠気、不安や集中力低下などの反跳現象が起きる可能性がある。

● グレープフルーツ

グレープフルーツはベンゾとの相性が悪いことは有名だが、これはグレープフルーツに限らずフラノクマリンという酵素を含む果物全般に注意が必要ということ!

柑橘系がすべてダメな訳ではない。

フラノクマリンは一部の薬剤の代謝を遅らせる作用がある為体内に留まった薬剤により薬効が強くなる可能性がある。

薬効が強くなれば副作用のリスクが高まる。

特に高力価のベンゾ服用者にとっては禁忌ともいえる食品と言える。

フラノクマリンを含む果物には他にもレモンの皮の部分、スウィーティー、夏みかん、はっさく、きんかんなどがある。

フラノクマリンはベンゾジアゼピンの他にも、降圧剤や高脂血症の薬にも作用するので注意が必要である。