複視 視界の異常

複視とは物が二重に見える症状、例えばお酒をたくさん飲んだ時に現れる複視(アルコール中毒は除く)は一時的なもので、アルコールが代謝されればいつもの見え方に戻ることが殆どである。

 

注意が必要な複視は、脳卒中や脳腫瘍、頭部外傷、脳動脈瘤などが原因の複視、深刻な病気が隠れている場合もあるので病院での検査が必要である。

 

しかし検査しても異常が見つからない、原因が特定出来ないにも関わらず物が二重三重に見える場合は、向精神薬による薬剤性の症状を疑ってほしい。

 

私はリボトリールを無知により急減薬してから複視の症状が現れ一時は信号が四重に見えるまでに悪化してしまった。

 

減薬から一年半を過ぎても完全には回復していないしつこい症状だったが、減薬が進むにつれて少しづつ回復に向かっている。

 

ベンゾジアゼピンによる複視は脳の神経障害であり回復させる為には脳の回復を待つしか方法がない。

 

ベンゾを含む向精神薬が複視の原因と知っても一気断薬や急減薬をしてしまうと、脳により深いダメージを負う場合があるので注意が必要である。

 

飛蚊症

視界にゴミのようなものが浮かぶ、蚊が飛んでいるように見えることからその名前がついた飛蚊症(ひぶんしょう)…

 

良くある症状だが、この症状も又精神薬が原因の場合があることはあまり知られていない。

 

私の場合はリボトリール急減薬後のショック状態から飛蚊症が現れ悪化し、現在全ての向精神薬を断薬してもしつこく残る不快な症状である。

 

精神薬による薬剤性の飛蚊症は、脳の神経細胞のダメージによるものと精神薬の副作用によるドライアイなどが間接的に影響している場合があると考えられる。

 

飛蚊症は目薬では治らない、精神薬が原因の場合は尚更だ!

 

ドライアイを改善する目薬はある程度の効果は期待出来るが、ベンゾジアゼピン眼症の知識がない眼科医に受診することには注意は必要だ。

 

眼科では抗生物質の目薬が頻繁に処方されている。

 

精神薬とキノロン系の抗生物質の併用には注意が必要な事を知っている眼科医はとても少ないようだ。

 

飛蚊症は老化やストレスが原因の場合が多いとされているが、その裏側に精神薬による薬害の場合がある事が曖昧にされている。

 

光視症

光視症は目に光が当たっていない時に視界にキラキラ、チカチカした光が走る症状でベンゾジアゼピンの薬害被害者にはこの症状を訴える人がとても多い。

 

薬剤性の光視症は複視や飛蚊症と併発することがとても多い

 

私の場合、光視症はベンゾショック後しばらくしてから現れ始めた。

 

キラキラした糸のようなものが飛蚊症とよく似た感じで現れ視界を横切り消えていく。

 

精神薬を断薬した現在でも消えない不快な症状である。

 

ベンゾ薬害被害者は目の不調を訴える人がとても多い。

 

目は脳の出先機関と言われている。

 

ベンゾジアゼピンの常用量離脱や急減薬、一気断薬による脳のダメージは、目や口、鼻や耳にダイレクトにダメージを与えるのだ。

 

しかも首から上のダメージはいちばん回復が遅く目に光が浮かぶ光視症がいつまでも残り断薬後数か月してから綺麗に消えたという体験談もある。

 

私もまだ完全には消えていないがキラキラが浮かぶ頻度は徐々に減ってきている。

 

離脱症状は治る可能性が高い!

 

多くの断薬経験者が回復していることを励みに焦らず必ず消えて無くなることを信じたい。