瞼の痙攣(眼精痙攣)

ベンゾジアゼピン眼症による眼精痙攣の主な症状は、瞼の痙攣、瞼がふさがり目が開けにくい、複視、羞明、飛蚊症、ドライアイなどがある。

 

ベンゾジアゼピン眼症とは名前の通りベンゾジアゼピン系薬物に起因する医原病である。

 

薬の副作用であると言われているが私はこの見解に疑問を感じる。

 

確かにベンゾジアゼピン系薬物を長期間服用されている方に副作用としての発症リスクがあることは事実である。

 

しかし発症の原因はそれだけではない!

 

私が経験したベンゾジアゼピン眼症は、薬を飲んでいる期間に現れたのではなく、リボトリール(ベンゾ)を急減薬した後に現れた症状だった。

 

これは副作用ではなく離脱症状だったことを意味する。

 

そしてそれらは私だけではなかった。

 

多くの人達がベンゾ系薬剤の離脱症状として眼精痙攣を含むベンゾジアゼピン眼症に苦しんでいることを知った。

 

私の場合は最初は瞼のぴくつきから始まり、その後眼の下の涙袋のあたりの痙攣がどんどん酷くなり、服用していたバランス(ベンゾ)を1mg増薬した結果の周りの痙攣は何とか治まった。

 

ベンゾを増薬してすぐに症状が終息したという事は離脱症状であったことを意味する。

 

ここでも医師の常識と患者の実体験が食い違っている。

 

薬剤性の目の不調の進行を食い止める為には原因薬の服用を止めることが必要とも考えられるが、ベンゾジアゼピン系薬物は急減薬、一気断薬で酷い離脱症状を起こす場合がある。

 

多くの人が自分が気が付かない内にいつの間にか精神薬を処方されている場合がある。

 

自分がベンゾジアゼピン系の薬を飲んでいることにも気付いていない人も大勢いる。

 

自分の眼の不調が飲んでいる睡眠薬や精神安定剤が原因であることに気付く人はほんの一握りなのかも知れない。

 

ほとんどの眼科医はベンゾジアゼピン眼症の存在も、その可能性がある事も教えてはくれない。

 

眼科医自身が知らない可能性すらあるのだ。

 

本当に知らないのか?

とぼけているのか?

関わりたくないのか?

 

真相はわからない …

 

検査で異常が見つからない眼の霞みや複視、飛蚊症などは、何らかの目薬で様子をみること事となり眼科の診療はそこで終了する場合がとても多い。

 

そこで問題となるのが眼科で処方される目薬だ!

 

薬害経験者の間ではベンゾジアゼピン系薬物とキノロン系抗生物質の併用は禁忌と言われている。

 

キノロン系抗生物質はベンゾジアゼピンを受容体から剥がすと言われておりこれはベンゾの急減薬を意味する。

 

急減薬によって現れる離脱症状によりベンゾジアゼピン眼症は悪化する可能性があるのだ!

 

もうひとつ危惧されることにベンゾジアゼピン系薬剤の急減薬や一気断薬の問題がある。

 

眼に辛い症状を抱えているにも関わらず異常なしとして眼科医に放り出されてしまった場合、多くの人はネットの中に情報を求める。

 

そこには驚くほど有害な情報が溢れかえっている。

 

ベンゾジアゼピン眼症をネットで検索すると「すぐにベンゾジアゼピン系の薬の服用を止めましょう!」などと書かれているが、ベンゾジアゼピン系薬物の一気断薬には離脱症状出現のリスクがある。

 

ベンゾジアゼピン眼症はベンゾジアゼピン系薬剤の副作用でもあり、離脱症状でもある。

 

個人差が多く全ての人に当て嵌まらない以上断言は出来ないが、薬を止めたら回復するという簡単なものではないからだ!

 

ネットの情報を鵜呑みにせず自分に合う方法を見つけるしかベンゾの薬害は断ち切ることは出来ない!

 

そんな恐ろしい薬物がお薬という名前でばら撒かれ今日も被害者が増え続けている。

 

眼のかすみ・羞明

眼のかすみや羞明(しゅうめい)もベンゾジアゼピン眼症では代表的な症状である。

 

しかしこれらの辛い眼の症状が、睡眠薬や精神安定剤などの精神薬が原因かも知れないことに、ほとんどの人が気付いていない。

 

検査をして異常が見つからない眼のかすみは、使いすぎやストレス、年齢によるものとして、多くの場合目薬を処方され、そこで診察は終了となる。

 

光がまぶしく感じたり、眼の痛みなどを伴うことのある羞明は、怖い病気が隠れている場合があるので、眼科医は詳しい検査で原因を探り、その症状を治す為に様々な治療を検討してくれる。

 

しかしここでも、これらの症状が患者が飲んでいる薬剤が原因かも知れないことを追及し指摘してくれる眼科医はとても少ない。

 

私の場合は、薬の副作用ではなく薬を減らしたことによる離脱症状として現れリボトリールを止めた今でもしつこくその症状は残り続けている。

 

日によって軽減と悪化を繰り返しているが、症状が強く出ている時はスマホの文字が読めない時もある。

 

タオルを温めて眼の上の当てたりと色々試してもなかなか改善しない。

 

はり薬剤性の眼のかすみ羞明は脳のダメージであることを痛感している。

 

長期間ベンゾジアゼピン系薬剤を飲んでいる場合少しずつ 色々な眼の不調が出る危険性があるが一気断薬や急減薬で更に悪化することがある。

 

私はベンゾジアゼピン眼症に気付く前、眼のかすみが辛くて眼科に行った際に酷いドライアイを指摘され角膜を修復する目薬を処方されたが、改善しないままリボトリールの急減薬後、症状は著しく悪化してしまった。

 

眼科では最初の問診表にリボトリール服薬を記入したが、眼科医がそのことを気にする様子は全くなかったと記憶している。

 

しかし逆に眼科医がこの薬害を知っている場合、ベンゾジアゼピン系薬剤をを止めるように指示されることもあるようだ。

 

何も知らない患者は自分の眼を守る為にベンゾ一気断薬をしてしまい、離脱症状により更に酷い状態になってしまったという事例もある。

 

ベンゾジアゼピン眼症を知っていても急に止めてはいけない薬物であることを知らない医者による悲劇である。

 

薬剤性の眼のかすみ、羞明は、目薬では治らない。

 

やはり脳の回復が鍵を握っている。

 

脳を回復させる為にはベンゾを微量で減らすしか方法はないが、眼のかすみや羞明が深刻な場合はゆっくり減らせない場合もあるのかも知れない。

 

ベンゾジアゼピン眼症に詳しい医師のもと安全に回復への方法を探る必要がある。

 

視力低下

自分の視力低下の原因がリボトリールの急減薬と関係あることに気付いた私は、ひとまず眼科への通院を止めることにした。

 

検査で異常が出ない薬剤性の視力低下は知識の乏しい眼科医には治せないからだ!

 

ベンゾジアゼピン眼症による視力低下は脳のダメージが原因であり、検査では殆ど異常が見つからない。

 

脳が原因の視力低下は脳を回復させるしか治す方法がない。

 

患者が精神薬という言葉を口にしたとたん露骨に話をすり替えて詳しく聞こうとしない眼科医がいる …

 

他の科の他の病院の面識のない精神科医が処方したベンゾジアゼピン系薬物による眼の異常に、もしかしたら眼科医は関わりたくないのでは?と想像してしまう。

 

一部の精神科医の間で「ベンゾ掃除」と呼ばれ面倒くさがられている薬害を精神科以外の医師が進んで治そうとは思わないことは少しは理解出来る。

 

お薬手帳に精神薬が書かれていてもキノロン系の目薬を処方する眼科医とそれを手渡す薬剤師がいる …

 

どうやら薬害被害者にとって、キノロン系抗生物質とベンゾジアゼピン系薬剤との併用は重大な問題でも医師や医療関係者は知らない。

 

学んでいないのかも知れない。

 

しかし知らなかったでは済まされない被害が現実に起こっている。

 

視力低下がベンゾジアゼピン眼症による症状の場合キノロン系の目薬で悪化する場合がある。

 

このことは実際に経験した被害者にしか知られていないのだろうか?

 

医師が知らないことを数多く知っているのは薬害に苦しみ自ら必死で情報を集めた薬害被害者だけである。