背中、肩、首の痛み・灼熱痛
背中、肩、首が焼ける様に痛む症状をベンゾジアゼピン系薬物の急減薬や一気断薬後に訴える人はとても多い。
足の裏や指の先、頭のてっぺんまでジリジリと広がる灼熱痛は精神をも蝕むような耐えがたい痛みであり市販薬で症状が和らぐようなレベルではなかった。
24時間容赦なく拷問の様に続き絶望と共に精神まで蝕まれるような厳しい症状だったが、私は運良くこの痛みの原因がリボトリールにあると気付けたので一旦増薬し症状を安定させることに専念した。
そして安定からの微量減薬により少しずつ回復し減薬開始から約1年で、ほとんど感じなくなるまでに回復することが出来た。
ピークから約半年は激痛だったことを覚えている。
20個以上のエレキバンを身体に貼り付けその上から湿布を貼る …
マグネシウムのサプリを飲みマグネシウムオイルを塗り、毎日エプソムソルトを入れた湯舟に1時間つかるなどあらゆる方法を試した。
そんな中私が絶対にやらなかった緩和策は、減薬しているベンゾ以外の精神薬を飲まないことであった。
どんなに痛くても苦しくても私はその他の精神薬に頼るという選択肢を捨てた。
ベンゾジアゼピンによる薬害は時間薬と安定からの微量減薬による脳の回復しか方法はないと私は確信している。
しかし薬剤性の筋肉の痛みは、時に人間の限界を軽々と越えてくる場合がある。
最優先は症状の安定であり減薬は最優先順位ではない。
悔しいが回復の仕方は人それぞれであり私の経験も全ての人に当て嵌まるとは残念ながら言い切れない。
▶私が試した緩和策
エレキバンは半永久的に効果が持続するので効果の強いものを1箱買って使い続けました。私は肌が弱いこともあり専用ではありませんが敏感肌用のテープで固定しました。
エプソムソルト入浴は断薬した今でも続けています。
足の冷えと痛み
真夏にも関わらず膝下が冷える感覚、冷えて痛いと感じる奇妙な感覚は、リボトリール服用中から既に現れていた。
今考えると高力価のリボトリールを頓服で処方されたことに原因があると私は思っている。
強いベンゾの増減によるダメージで意味不明な症状がいくつも現れていた。
足の冷えと痛みもそのひとつ、触れても冷たくはないが、脳が冷感と痛みを感じている。
以前舌の痛みに耐えかねて受診し医師から「舌の痛みは気のせいですよ!」そう突き放されたことを思い出した。
リボトリール急減薬によるショック状態以降、多くの副作用や離脱症状を乗り越えた今、冷静に当時のことを思いだすことがある。
ベンゾによってもたらされた激しい症状はどれも壮絶で恐ろしいものであったが、その中には説明のつかないおかしな症状がいくつもあった。
もしかしたら真夏の膝下の冷感、冷たすぎて痛いと感じたつま先の感覚は、ダメージを受けた脳の誤作動だったのかも知れない …
精神薬は脳にダイレクト作用し少しづつ中枢神経を蝕みいつしか恐ろしいダメージが蓄積されてしまう。
現在は全ての処方薬を自分で調べる事が可能である。
医師に処方された精神薬による薬害もネットの中では徐々に明らかになっている。
何故患者がここまでしないと自分の身を守ることが出来ないのか?
医師による危険な処方が野放しにされているからである。