減薬方法は人それぞれ
ベンゾショックと呼ばれる劇症型の薬害に遭ってしまった場合、薬を大きく動かすことは自殺行為とも言える場合がある。
わずか1滴、粉の粒ほどの薬の増減が生死に関わるとしたら?
にわかには信じられないことだろう。
ベンゾ薬害の急性期は正に拷問、生き地獄でありその奇妙な心と身体の苦しみは経験した者にしか絶対に理解できない生き地獄である。
その八方塞がりの絶望から抜け出す為には脳の回復を待つしか方法がない。
脳を回復させる為にはベンゾに占領されてしまった脳の機能を取り戻す必要がある。
ベンゾを再服薬して減薬をやり直す人、急減断薬の状態で回復するのをひたすら待つ人もいる。
私は苦しみに耐えられず再服薬の道、やり直しの方法を選んだ。
正解はない、誰にも解らない、自分だけの孤独な戦いである。
私は水溶液減薬で2年半かけ断薬することが出来たが、減薬方法に決まりはない。
肝心なことは、
継続出来る方法であること
自分に解り易い方法であること
効果を実感できる方法であること
これらがが肝心だと私は思っている。
ベンゾショックにまで症状が悪化してしまった場合、脳の回復には長い時間が必要でであり時間をかけて減薬を進める必要がある。
断薬=回復ではない
脳の回復=真の回復である
出来るだけ逆戻りしなくて済む微量での減薬が理想的と考える。