強迫性障害に精神薬を飲んではいけない

いつも心の中に言葉では言い表せない不安感が存在する

 

 

どうしてもその恐怖感を自分で取り払うことが出来ずに日々不安を抱えて生活している。

 

 

そんな人はあなただけではない!

 

 

日常の不安を医師に伝えるとベンゾジアゼピン系の抗不安薬を処方する医師がいる。

 

 

強迫性障害に抗不安薬を飲んではいけない …

不安症に精神安定剤を飲んではいけない …

 

 

抗不安薬により一時的に不安を消滅させても押し込めた不安感は、いつか薬剤性の不安感と入れ替わり、数十倍もの威力で自分に跳ね返ってくることがある。

 

 

繊細で優しい人が、精神薬によっていつの間にか精神病にされてしまう。

 

 

例えば、

●単一恐怖による不安症

単一恐怖とは、虫や動物、高所や暗所など、ある特定した物や場所に対する恐怖感情である。

過去に犬に追いかけられて怖い目にあった、子供の頃押入れに閉じ込められて強い恐怖を感じたなど、過去の恐怖体験による不安なども単一恐怖の特徴である。

この不安症は、暴露療法などで繰り返し安全なことを体験することで克服できる場合がある。

●社会恐怖による不安症

社会恐怖とは、他人との会話や人前でのスピーチなど社会に関わる事への恐怖である。

誰でも少なからず持つ感情であり治療すべき症状ではない。

例えば人前で上手く話せなかったらどうしよう!

相手にどう思われるだろう!

これらを深刻に考えてはいけない、人は自分が思っているほど他人に興味などない。

社会に対しての不安は、経験が解決してくれる筈である。

●広場恐怖による不安症

広場恐怖とは公共の場所、人の多く集まる場所などでおこる根拠のない不安感であり、ベンゾ離脱症状にもよくある不安症である。

例えば満員電車の中で急に具合が悪くなったらどうしようと考え、実際に気分が悪くなったり眩暈や立ちくらみを起こしてしまう場合もある。

暴露療法などで成功体験を積み重ねるなどで、多くの人がこの恐怖症を克服している。

広場恐怖はベンゾジアゼピン系の抗不安薬による薬害の場合もある。

●確認強迫による不安症

確認強迫とは外出の時などに、ガス栓や窓、鍵の閉め忘れがないかなどが過度に気になったり、何度も戻ってきて確認しなければ気が済まないなどの行動をおこしてしまう不安症である。

そんな人は大勢いる。

いちど確認したらそこで止める!などを意識して続けることで克服できる可能性がある。

●不潔強迫による不安症

不潔強迫とは、何度も手を洗ったりシャワーを浴びたりと、不潔にする事が必要以上に気になる不安症のひとつである。

ひどくなると他人の触ったものが不潔に思えて触れないなど、生活に支障をきたしてしまう場合がある。

「何も起こらない」ことを少しづつ自分で証明することで時間はかかっても克服できる可能性がある。

●縁起恐怖による不安症

縁起強迫は、自分が宗教的に不道徳な行いをしていないか?

信仰の対象に対して冒涜的な行いをしていないか?

何か悪いことが起きるのではないか?

などが気になる不安症である。

「何も起こらない!」と思い続ける、そして「何も起こらなかった」の積み重ねで自然と克服できる場合がある。

●完全強迫による不安症

完全強迫とは、物が自分の決めた通りに並んでいないと気が済まなかったり書類の角が揃っていない場合、完全に整うまで執拗に揃えたりと、自分が決めたルールを完全に実行しないと気が済まないなどが特徴の不安症である。

この行動は個性とも言える。

治そうと意識して簡単に克服できるものではない。

まして精神薬で抑え込む行動ではない。

 

抗不安薬は一旦服用を始めると簡単には止めることが出来ない。

 

 

個人差は大きいが薬による副作用、急減薬一気断薬による離脱症状の出現も否定出来ない。

 

 

もしも病的な不安感が気になる場合は、精神科に行くのではなく薬物以外の方法で解決法を模索してほしい。

 

 

病的な不安そのものが、ベンゾジアゼピン系の薬剤、抗不安薬や睡眠薬などによって作り出されている。

 

 

抗不安薬で不安症は治せない、ベンゾジアゼピン系薬剤の服用は 大きなリスクを伴う対症療法に過ぎない。